相手の気持ちを察することが関係を悪化させる?!

気持ちを察することの弊害

 

開運気学コーチの永珠(エミ)ちゃん先生です。

昨日は個人鑑定でした。

前回は愛の星五黄土星が子育てに及ぼす影響をお話ししましたが、
今日は
わたしも経験したことがある
一白水星の及ぼすものについて
触れてみたいと思います。

一白水星は、冬を表す九星で、冷静さと思慮深さをもち
相手の心を察し、疲れた相手がいたら、
その相手を癒します。

癒しの達人。

その一白水星の力が私たち、特に日本人は長けている民族だと思います。

相手の気持ちを察して思いやる心。
とても大切ですよね。

一方で、この星が、子育てや夫婦関係において
よくない影響を及ぼす時があります。

察知する力が強くなりすぎた場合。

相手を察するあまり、相手にも察することを求めるようになります。

ただ、察する力は日本人に長けていると言っても、
長けてきた理由があります。

先の大戦は、負け戦でした。
そこで私たちは徹底的に食べるものに困り、
大切な人を失い、
経済的に苦しみ悩みました。

 

気学では、そういう苦労のことも一白水星で見ます。

そういう時代には、
自分たちの家で喜び事があっても、
「お隣の家の旦那さんは戦争で亡くなった。
隣の気持ちを察したら大きな声で喜んではいけない」
というような

ある意味やさしさやお互いへの思いやりが
あって当たり前、配慮が当たり前になっていきました。

この経験を私たちの祖父母がしたことが

察することに長けさせた原因の一つかもしれませんが、

この察するという気は、
相手が言っていないことまで気づく、気のエネルギーです。

これが得意でない星にとっては
実は非常に窮屈で
扱いにくいのです。

たとえば、土星の星は、
一白水星とは水と土の関係で、相剋関係にあたります。

土星の人が相手の気持ちを察しようとするととても疲れます。
土星の人はもともと受け止めるのが得意なので、
察するエネルギーがどちらかというと合わないんですね。
土から水を剋しようとして返って自分が疲れる構図です。

(※下は相剋の図。
真ん中の星の形の矢印が
相手を攻撃する相剋関係を示しています。
外側の矢印(丸を描く矢印)は相手を助ける助け合いの関係になります。(火から金への矢印がミスプリで抜けています))

それ(土星が水のことを)ができるとしたら相手を喜ばせようとするときだけ。

ただし、きちんと相手とコミュニケーションをとってから。

コミュニケーションなしでは
的外れな察し方になります。

土と水の間が相剋なので、うまく行きません。

また、二黒土星には母親という意味があり、
自分の生まれ年の九星がわからなくても、ある意味お子さんのいる方はみな二黒土星として子供に接します。

子供は一般的に大きな意味では三碧木星でみます。
そうすると土星と木星の関係も
木が土から栄養を取るので、
同じく相剋関係です。(子供はお母さんから栄養をもらってお腹の中で大きくなるし生まれてからも栄養をもらう必要があります)

 

 

たとえば察するのが得意な一白水星のお母さんが、お子さんに話をするとき、
1 一白水星(=この人の本命)と三碧木星(子供という意味がある)というのと、

2 二黒土星(お母さんという意味)と三碧木星という二つの関係性の見方ができます。

まず、上の1の関係は木が水をもらえるのでいい関係に見えますが、
木は植物なので太陽が必要です。
もし一白水星のお母さんが、「察する」エネルギーが強すぎると、
太陽(=九紫火星=これを気学ではワクワクするような目標と見ます)に向かいたい木星の人にとって、

火(目標)を水で消されてしまうという構図が出来上がります。

 

 

あれがしたいなと、子供が思っているのに、
一白水星のお母さんが、水星のエネルギーを使って全く違うことを思い込んで察することで、目標とズレた行動をしてしまい、
木星のお子さんをがっかりさせる。
あるいは逆のこともありそうです。

 

疲れているお母さんが、何かを手伝って欲しいと、お子さんに期待したときに、
何も言わずにして欲しいことを気づいてほしいと
思っていたら、娘さんが手伝ってくれなくて、がっかりする。そして、なんであの子はわたしの気持ちがわからないんだろう、、、と考えて落ち込む。

これもしかたないんですよね。
お子さんがその時、何か固定された目標かあるいは特定の感情を持っていた場合(=九紫火星のエネルギー)
察する水のエネルギーは使えないのだから。

なのに相手は冷たい、ひどい、思いやりがないと思い込んだり誤解してしまう。

これが酷くなると子ども側が相手に対して口をきかなくなる場合も考えられます。

これ、無言の反発心の現れかもしれません。。。

 

まとめると、お子さんを目標に向かわせるには、
あまりあれこれ察知してお母さんが動かない方がいい、ということになります。(この動かない、と言うのがまさに土星のパワーでもあるのですが)

察する優しさが返ってその人自身の情熱をも消してしまうなんて、とても悲しいですよね。

でも本人はなんでやる気が出ないのかわからない。

お互い相手のためを思っているのに、すれ違ってしまう。
そうしていってる親の方もだんだんやる気が萎えてしまって、閉塞感を感じるようになる。

こんな悪循環はあまり作りたくないと思いますよね。

ではどうすればいいのか

まず相手に今やろうとしていることを伝える

そしてそれが相手の目標と合ってるか確認する

違っていたらやめておく。

そして、
自分も何かしている時に相手にして欲しいことができたら
察してもらおうとするのではなく、
直接それを明るく口に出して言う。

そしてそこで禁句があります。

「どうせ無理だと思うけど‥」
とか
「やってくれないやろうけどね」とか
マイナスな予想を言う前に言葉で付け加えないこと。

「もしよければこれこれをしてくれたら助かるんだけどどうかな?」
そして、してもらえたらラッキーなので、
「うれしいわ」ときちんと伝える。

「言わなくてもわかるでしょ」
が習慣になっている場合は
それを手放しましょう。

今日は一白水星の持つ意味、「察することについて」
お話ししてみました。

同じことを少し付け加えて声バージョンで別の視点からstand fmの後半で少しお話ししています。
よかったら以下のリンクからお聞きくださいね。

えみちゃん先生のstandFM

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